2014年4月29日火曜日

浜益岳〜浜益御殿

【山域】浜益御殿(1,038m)〜浜益岳(1258m)
【日時】2014年4月29日(火)

【コース】幌コース
【地図】1・25000地図:雄冬、浜益
【タイム】登り4時間25分、下り約2時間30分

4:50 自宅発 - 5:15江別発
7:15 林道最終除雪地点発 - 浜益御殿
11:50 浜益岳山頂(昼食)-12:10 下山
14:20 林道最終除雪地点 -浜益温泉 
18:00 自宅着
【人数】3人
【天気】晴 最高15℃最低1℃【装備】山スキー一式(スキー、ブーツ、ストック、シール、靴擦れ・外反母趾対策)、飲料(2.5l)、ポケットティッシュ、ビニール袋、おにぎり2つ、テルモス、行動食(ミニ羊羹2つ、チロルチョコ2つ、パン2つ)、地図と磁石、雨具、サングラス、携帯電話、着替えと風呂道具、フリース、ヒップバッグ(メモ帳、筆記具、水、ヘッドランプ、手袋予備)

快晴の中、元気に山スキーで浜益御殿〜浜益岳をハイキングしてきました。道草に霜が付く程冷えた朝だったが、林道に着く頃には幾分寒さが薄らいだ。長そうだな、とは思っていたが、このコースは噂によると20kmあるそうで、出足からエネルギーとペース配分を考えて挑んだ。これ迄より随分肩の力を抜いて歩けていたと思う。
山スキーを履いて初めて歩いたのは夕張岳への林道往復14km、その翌週白井岳に登り、一昨日積丹岳だったが、今回ようやく山スキー歩きのコツを少し掴めた気がする。
靴擦れ対策だが、前回辛かった左足の外反母趾に、キネシオテープを貼ってみたら嘘のように痛くなくなった。しかし今度はテープを貼っていない方の外反母趾が病み始めこれには根を上げそうになった。運よく浜益御殿を登り切った所で休憩となり、左足小指外側にできた外反母趾にもテープを貼った。後で見ると貼り方が悪く水ぶくれになっていたが、随分助かった。
足の痛みの原因は過荷重と分かっているが平地の歩きではどうしても足の前半分に負担がゆく。かといってベルトやバックルでホールドを強めれば、薄くなっているかかと内側皮がまた靴擦れするはずだ。今回は辛い部分にキネシオテープを貼る解決策しか見出せなかったが、20km歩けたし充分だ。
登りのシール登高は、今回改たにコツを掴んで楽に登れた。基本的には雪山の登りと同じで足の運びには股関節の回旋を使う。着地したら足裏全体で雪を掴み踏み出す。板のトップとテールは特に意識しない。重心はやや後傾で、前傾だと身体に余計な力が入る。傾斜がある所ではこまめにクライミングサポートを使った。
帰りは登り返しのあるCo553大阪山までシールをつけていようと思っていたが、大好きな林間の途中で外し贅沢に林間スキーを楽しんだ。ここは木が密生しており太陽は充分当たるが遠くまで見通しが効かない。片側に沢の無い方の林道に出ればスタート地点に帰れると思うが道迷いには注意したい。
大阪山からの登り返しは思った程ではなかったが、外したばかりのシールを再び装着。少しシールが濡れていたが最後まで板の裏に貼りついていてくれた。大阪山からは再びシールを外し、車まで行ける所まで滑ったら車までなんとか雪が繋がっていた。太陽は真上から下降を始めていた。楽しかった。

本日は遠くまでよく見え、日本海を挟んで羊蹄山や尻別岳、



ニセコ連峰や積丹岳がはっきりと見えた。



北は利尻山。まさか見えると思っていなかったので嬉しかった。



スキーは山頂直下の急登の手前でデポ。兼用靴でツボ足で充分行けた。さすがに山頂では風が少しあり、這松の陰で群別岳〜幌天狗を眺めながら食事をした。







2014年4月23日水曜日

積丹岳(北尾根ピストン)

【山域】北海道積丹  積丹岳(1255.2m)
【日時】2014年4月26日(土)
【コース】北尾根ルート
【地図】1・25000地図:余別
【評価】!*
【タイム】登り4時間、下り2時間30分
4/26:(4:20)自宅発-(5:00)待ち合わせ場所発-(7:30)積丹町共和-
(北尾根)-(11:30)積丹岳-(北尾根)-(14:00)共和-古平温泉

【メンバー】4人(えぞ山岳会mさん、Kさん、Iさん、私)
【天気】晴れ、PM2.5?
【装備】山スキー一式(スキー、ブーツ、ストック、シール、靴擦れ対策)、
登山靴、飲料(1.5l)、トイレットペーパー、ビニール袋、おにぎり2つ、テルモス、行動食(カロリーメイト4本、チョコレート、大福1つ、チーズ)、地図と磁石、雨具、サングラス、尻滑り用シート、携帯電話、着替えと風呂道具、フリース、サブバッグ(メモ帳、筆記具、水、ヘッドランプ、手袋予備)

前日は0時近くに職場から帰宅、3時間仮眠し4時行動開始。睡眠時間が足りないのを全身に噛み締めながらも元気に登山してきました。

R229の伊佐内川を渡る橋から600m程走ると目印の看板がありここを左折。暫く走ると貯水池のような場所があり車止め。車を降り素早く準備を済ませ地図上で現在地を確認。林道最終地点までは開けているのでスキーを担ぎ歩く。適当な所で左手の尾根に取りつく。

スタートからピークのように見えていたCo916はなんとか通過。まだまだ慣れぬ雪山歩き。皆さんより遅れて歩くので、所々で待っていてくれているが追いつく頃には先発のmさんは出発してしまう。
Iさんがずっとアドバイスをくれながら私の後を付いてくれていた。
この日は水分補給にヴァームを飲んでいたが、とんだ失敗。逆に喉が乾くような気がする。

稜線に出ると山頂へは迷うことなく行けそうだ。日本海からの風を受けつつ歩くが太ももと左足の外反母趾の痛みが限界、左かかと内側も皮が剥けそうな感覚があり、無理せずスキーをデポすることにした。プラブーツはIさんに木に括りつけて貰う。Iさんもここから私に合わせスキーを脱ぎシートラ。私はそこから壺足。


Co1,120JP付近はさえぎるものが無い。
風が強く飛ばされそうだった。


4時間でようやく山頂を踏んだときには安心した。少し休憩しすぐ下山、デポしたスキーを回収し斜滑降したり林間は連続回転しジワジワ降りた。
意外と林間コースが楽しい。
適当に降りてもさすが山岳会の皆さん、GPSも無いのに読図により行くべき場所が分かる。
さすがだなぁと思った。


天気はいいがニセコの辺りは霞んでみえない。

帰りは古平温泉で温まった。熱いお風呂はいいですね。


翌日等高線を見返すとこれ迄の山に比べ積丹岳というのは際立ってなだらかな地形。
「ここ、スキーで降りられないから板外していきます」と言った自分の甘えが恐ろしい。

2014年4月20日日曜日

遊べる漁岳

【山 域】定山渓・中山峠周辺
【日 時】2014年4月20日

【コース】東尾根ルート
【地 図】1/25000地形図:漁岳
【タイム】
9:30 林道入口 - 0:30 山頂 - 14:30 林道入口(上り3h、下り2h)
【レベル】!*
【人 員】単独
【天 気】晴 

・9:30漁川林道入口、林道入口から約4km(1hほど)で「漁岳↑」の縦看板が出ている。
ここから尾根取付き。登りはコンパスとピンクテープを確認しやすいので問題無いだろう。

・オコタンペ、支笏湖が見え始めたら山頂も微かに見え始める。これを目指せば山頂だ。
この日は晴天、雪が溶け始めており、笹・這松・踏抜きに時々やられる。
約3時間で山頂到着。山頂からは遠くまでよく見渡せルンルンだった。
大きな無線機で無銭をしているおじさんもスキー部の学生さんも和んでいる様子。

・帰りは山頂から150mほど尻滑りできた。途中勢い余った方向が分からなくなり、
私を含め計7人程が見当違いの所を歩いていた。下りはピンクテープが目に入らない。
通りかかったスキーヤーのGPSに救われた。林道に戻れたときにはホッとした。
あの時はどうもありがとうございました。



2014年4月15日火曜日

快晴の羊蹄山4/15

2014年4月13日(日)、羊蹄山に登ってきました。

メンバーは、hymlのシュウさん、ぴよしろうさん、私。 週間天気予報の通りの晴れ。
以下、山行記録。

05:30 真狩コース登山口からスタート
11:00 標高約1,700mに到着
13:00 駐車場着
TOTAL7時間30分でした。

3:30に豊滝の道路情報館に到着予定で自宅を出たが、見通し甘く、3:50に遅れて到着。初っ端から大失敗(ごめんなさい)。豊滝~定山渓~中山峠を通り、喜茂別に入り尻別岳と羊蹄山が同時に見え感動。5:10頃、真狩村入り。
羊蹄自然公園の駐車場には先客が1台。車体が薄い氷に包まれている。

05:30 真狩コース登山口からスタート

登山口に到着し、雪の状態を見てアイゼンで登ることにした。
よってスキーは車に置いてゆく。

早朝なのでジッとしていると寒い。歩き始めて程なく、12本爪アイゼン装着。
前回敗退した1,000mテラス手前をあっさりクリアし、直登。




本当に良い天気で遠くまでよく見えた。時折風が吹くので耐風姿勢を取る位。



次第に斜面が急になりオープンバーンが目立ってきた頃、シュウさんがザックを持ってくださるということで、葛藤しつつ、お言葉に甘えてお願いした。
文字通り肩の重荷が降り、今日初めて使用するアイゼンに集中。

100m程上がる毎に休憩を取り、ゆっくり山頂を目指す。途中メンバーの方が私のアイゼン(blackdiamondセラックモデル・12本爪)の「返し」を見て「これなら滑らないね」と言って下さる。それで少し安堵する。

雪質は標高毎に変わるが、ほとんどの斜面をガニ股で登った。
例え落ちたとしても死ぬことは無いと思うがやっぱり滑落は怖い。
一歩一歩慎重に登った。

(途中hymlの悟空さんが追い着く・・・凄い)

外輪山手前のガレ場に11:00に到着。いよいよ山頂まで射程圏内だ。
そこからの直登は、まるで手稲山の北壁コブの親分のよう。
トラバースする私の技量では時間がかかり、難しいとのこと。

私には目と鼻の先に見えたが、シュウさんが、下山の判断基準を、
「12:00迄に外輪山に着かなければ下山」と設定しているらしかった。
山行はそこで泣く泣く終わった。

帰り、標高毎に違う雪質を仔細に分析すべく、ロング尻滑りを実施。
山頂付近はクラストしスキー上級者でも滑るのが大変そうだった。
スノーヤーが楽しめそうなのは1,300m~900mくらいまでの斜面か。
昼近くなり雪もシャリシャリとなり尻滑りも楽しかった。
下の方まで行くと雪は水っぽくなりツボ足で歩く。
シュウさんはグリセードもうまかった。

残念だったが、hymlの方とお会いでき大満足だった。
今日のような天候だと本当に楽しい。

シュウさん、ぴよしろうさん、ありがとうございました。


下るシュウさん、ぴよしろうさん。


なんとなくウォン・カーウァイ監督に似てる?シュウさん。

カメラを向けるも横を向いているぴよしろうさん。