2015年3月29日日曜日

定山渓天狗岳

デルタフェース基部前で10m滑落。
前傾だったこと,斜度の変化に気づかず対応できていなかったこと,三点支持じゃなかったこと,スタンスが不安定なのに踏み込んでしまったこと。

中央ルンゼを詰め,下降も中央ルンゼ。




デルタフェースから上が核心部で,滑落したせいか慎重になりました。下りはコンテで一歩一歩確実に踏み込んで降りましたが,滑落のリスクを回避する為に雪崩やすい場面に長時間滞在するというのも,また危険。やはり登りのステップを使うべきだった。

中央クーロアール付近の岩に眠るOBに挨拶。途中,岩に接する部分のポケットに落ちる。ポケット内側に階段を作って,壁に突っ張って脱出。
わたし落ちすぎ・・・。

デルタフェースの基部で再び休憩。そして滑落停止訓練。

天狗平手前の南尾根からのデブリ,ワラジルンゼに雪崩あり,天狗平左手の南尾根からの沢にはまだ認められない。天狗尾根中腹のデルタ基部,東尾根にも全層のクラックあり。

スノーボールは重くて怖い。



最後の3回の登り返しが一番辛かった。




2015年3月25日水曜日

本日も壁練習


2週連続となりますが,今日も壁練でした。

午前中は新しくおろした夏靴(特殊インナー入りの)で2時間ウォーキング。
なんだか,自然と背筋がまっすぐ伸びるような気がします。
それにしても,靴ひもが直ぐにほどけちゃうので苦労する。
登山中もこうですもんね・・・。

M壁に行く途中,ジョーテンに行く先輩にメールすると,
今まさにそのジョーテンにいると!
デルタの基部がBCで,東尾根登り中央ルンゼ下降,
左クーロアール登り中央クーロアール下降,
そしてデルタ岳朋会登り東尾根下降,ここが核心か!?

29日,私もアプローチデプローチ山スキーで,ジョーテン行きます。
積雪期登攀は初めてです。

壁の方は,本日も基本中の基本,正対ムーブで,
三点支持と体重移動をしっかりと意識して行う。
2本目の緑が難しくて手も足も出ないでいたら,ガンバでーす!と言われ嬉しくなる。
今までは,「足で登る」って言うのは足を決めて足を伸ばしてから,
腕を伸ばしてホールドを掴むのかと思っていたけれど,
足を決めるムーブか腕を伸ばすムーブか,どうせ初心者のうちは,
次はどっちか分からなくなるから,
どっちをしたら三点支持でバランスしながら上に行けるか考えて登ったらいいな,と思いました。
そうやって時間をかけて登るので,やっぱり腕がパンプ。

それから遠いホールドは,無理に腕を伸ばして取りに行こうとするとバランスを崩すので,ホールドの方に体重移動して取りやすくする。
ゴールのホールドを両手で取ったら満足しちゃって,テンションと叫ぶのをつい忘れてしまう。
降りたら沈んでロープを緩めるのが基本。

そしてビレイも教わった。
ビレイヤーはリードがテンションと言ったら緩めまーす!と声掛けする。
一連の動きについては,CからSへ,と説明している所もあるが,
私は,LからIへ,と呪文を唱えた方がやりやすい:)
繰り出しは,Lにするのが基本と習ったが,
繰り出した方がいいと教えるところもある。

振り返ってみると,滑落時に制動をかけた時,
やけにロープを長く持っていた気がするので,
次回はなるべくビレイデバイスに近いところで制動をかけたい。

たくさん練習させて貰ったので,1日で白くなったクライミングシューズ。

2015年3月18日水曜日

ジョグと壁






冬が終わりました。

未だに体調不安定なので(今も弱点である呼吸器系と副鼻腔がツライ),
ジョグは慣らす程度です。
2回目にしてようやくストロークを思い出しました。
後は徐々に距離を伸ばして行けば軌道に乗ると思います。

さて,壁です。Mウォールに連れて行って貰いました。
今日やった課題で,ポインターで教えて貰った身体の動きを整理すると,

正対ムーブ(つま先立ち+足から登る+腕を伸ばす),
側対ムーブ,乗り込み,キョン・・・かなぁ。
先ずは正対をちゃんと身に着ける。
自分の硬い股関節にちょっと頑張って貰いたい。

2015年3月16日月曜日

反省


今年度,1番の反省は1度美しい山を汚してしまったことです。
風邪治りかけで登り体調悪化,カップ麺の汁を飲みきれず捨てました。
恥ずかしいことです。

高い所に行ける人は,高い倫理観を持っている人だと思います。
高い倫理観を持った山屋になりたいです。

2015年3月8日日曜日

阿部山~峯越~迷沢山(札幌市)

2/27 白旗山(札幌市)以来の山行。

手稲の平和の滝から,阿部山~峯越経由で迷沢山まで,
私を含め4名で登る。
6:15登山口 - 7:45阿部山 -  9:00峯越 - 10:30迷沢山
11:30迷沢山 - 12:00送電線コースとの分岐 - 13:30登山口
登り 約4時間15分
下り 約2時間
行動時間 約7時間30分

SBを渡ると,いきなりピーク515の取り付きで直登。
515から阿部山までと,阿部山からピーク869峯越までは緩い稜線歩き。
吊尾根のよう(ほぼ同程度の緩さ),先行者のお陰で一級国道,天気は快晴,
風無風で思わず眠くなる。
峯越あたりで手稲山の裏の顔,羊蹄山,無為根山,定天が同定できた。
2つ目の送電線コース分岐から山頂まで,ショートカットして真直ぐ進もう,
と提案するも,却下。ここは大きく左に回り込んでいて正解だった。
帰りは山頂に近い方の送電線の下をひたすら下り,下山。

Co340付近に滑り台あり,その20m程下にはシャンツェまである。
ここで直滑降をすればCo300付近の発寒川にドボンしゴールとなる。

今日は長いスノーシュー歩きで道中は雪団子の重みに苦戦したが,
雪渓カワゲラやヤドリギ,キツツキが木を突いている様子,
フクロウの巣など生き物の様子を多く観察することができた。
山頂では他パーティーの人に口々にカップラーメンおいしそうと言われた。
手稲山は夏道登山と沢登り(発寒川)で来ている。

山スキーで平和の滝送電線コース~山の家泊,奥手稲~平和の滝も面白そうだと思いながら帰路に着いた。


朝日がきれい
ヤドリギ初めて知った

きつつきの仕事その1
きつつきの仕事その2
阿部山に着いた
阿部山撮影中の私だそう
次なるポコ,峯越が見えてきた
山座同定中
手稲山の裏の顔
少しズーム
無意根,定天
二つ目の鉄塔です
到着










ゴールにドボンが待っているシャンツェ