2015年2月27日金曜日

白旗山遊歩道

晴天に誘われ,行ってきた。


白旗山競技場(距離スキー/2017冬期五輪の一会場らしい)に,駐車。

登山口を見つけられないでいると,明るい山屋っぽいおじいさんが教えてくれた。
結構,入り組んでないかい?

変なところから入り,林を抜けると,クロカンコースに出る。
しばらくクロカンコース上を歩いてゆくと,夏道登山口に出る。


ここは,左の道。
(右の道をクロカン選手が登って行った・・・)

道なりに行くと,「かんじきコース」への分岐がある(ここからでも頂上へ行ける)。
ここは,左に進路を取る。



ピンクテープを右折(ここから登りが続く)。




あっ!木の芽が膨らんでいる。



振り返ると札幌の街並みが見えた。
北東の方角だから石狩平野のような気がするけど。
スノーシュー,スキー,ツボ足,下の方には歩くスキーの踏み跡。


到着。
気持ちのいい汗をかきました。
降りた途端に雨。

駐車場に戻ったら,営林署らしき人たちがスキーで遊んでた。
イーネッ,イーネッ,イーネッ!

この冬は強い冬型で全道的に大荒れになるという時は,
道東方面が特にひどく,札幌周辺は昼から崩れる時が多かった気がする。

ニセコモイワ


朝陽を浴びたマッカリヌプリ。
こんなに雪が積もっている姿,こんなにはっきり見えている姿は珍しい。

やまじい,俊さん,一司さんのニセコモイワBC訓練に同行させてもらう。
いつまでもヘタくそなスキー練習は,憂鬱になる。

山スキーで冬期縦走さえできれば,滑走に多少問題があっても,
いいではないかと負け惜しみ。

ゲレンデとしては今季初にして最後,ニセコエリアは人生2回目。
ニセコルールに則り,まずはゲートが開いているかどうかを確認。

まずはクワッドリフトで一番高い場所へ。
ゲート6(かな?)から程なくモイワ山山頂に行けるらしい。

山頂に行きたい,でも上からきっと怖くて降りてこれない。

私以外の3人はゲート10から南西尾根をツリーラン。
私もその横の沢の林間コースを教えてもらい,少しだけBC気分を味わえた。
ドロップ・インするときのゾクゾクが堪らない。

あとはひたすらゲレンデ練習をした。



2015年2月22日日曜日

雄冬海岸の氷瀑群

雄冬海岸の氷瀑群に行ってきた。

国道から氷までは,”アプローチの沢”と言うらしい。こしまり雪が積もっているので,微妙な所をへつって登る。
始まる前から試練だあ,と思って膝を使って登っていると,脚が鍛えられないので膝は使うなと言われる。それに格好悪い。
下は溶けているのかズボズボ埋まる。
アプローチの沢の上まで来ると,ようやく氷瀑の全景が望める。足元のデブリには,絶え間無く真上から何か落ちてきていた。
そう言う時は,自分が雪面と化す。

氷瀑は全体的に,所々岩が顔をだし,外側表面しか氷の張っていない滝もあった(ババロアの右側)。

同じ時間帯同じエリアに,北大山岳部の人もいた模様(それらしい格好の人いた)。モンゴロイド×,ホライゾン×,ガマタクーロアールなんとか○だったそうです。

アイゼン歩行やキックステップを教わり,何とかビレイ点まで行く。
ババロアは20m程氷っていて,下から15m程の所を支点に,トップロープで登らせてもらう。

登り方は,アックスを打ち込んで(その下に身体を入れて),決まったら腰を曲げ足元を確認し,下から蹴りあげ爪を刺す。刺したら足の力で伸びる。
かかとは下げる(できていなかった)。
基本は足で登り,上・上・外・外。足と手で三点を作る。

ババロア(右ルート下部)では落ちることはなかった。

ロープは”タイインポイント”と”レッグループ連結部”の両方に入っているかのチェック。”ビレイループ”は何に使ったかと言うと,終了点まで登って,アックスで支点を取ってカラビナ付きのデイジーチェーンの端をビレイループにセットして,もう一端をアックスにセットしてセルフビレイしました(その状態でアイス・スクリューを抜く練習をしました)。
クローブ・ヒッチ(インクノット)も教わったが使わなかった。


これは「白銀の滝」?



ババロア。




キャンディ。



2月の雄冬とは思えない穏やかさ。



キャンディは垂直というより途中ややハングしていた。穴が豊富にあるので,安易にそこにアックスの先を引っかけて落ちそうになることが何度かあった。ダメダメと思い何度もアックスを打ち込むからか,足元が心許なかったからか,氷壁の途中で腕がとても辛くなった。足元は足元で教わった通りの,肩幅位の足場が見つけられず,15cm程しか上がれなかったりした。どこに足場を置くかは,もう少し自由に考えてもいいのかも知れないなと思った。

キャンディでは3回位落ちた。
それでも最後まで登って降りてきた。

上は孤独な世界だった。

最後にアイススクリューの打ち込み方,抜き方,レストの仕方(デイジーチェーンとフィフィを使って)等教わった。

所で,この日初めてプラブーツをお借りして履いてみた。所謂,ダブルブーツというインナー付きのブーツは初めてで,「冬季縦走で夜はテントやシュラフ内に入れて凍らないようにする」の意味がようやく理解できた。
色々調べるとスポルティバやスカルパとか,どれも何故かイタリア製。そう言えば私が持っているスキーの兼用靴のガルモントもイタリア製だ。ガルモントは材質が柔らかく成型がしやすいと聞いたことがあるが,イタリア製の靴はそうした点で優れているので人気があるのだろうか。
それで,マムートやノースフェイスからも出ている。人気があるのはスカルパやスポルティバの軽そうなオールラウンドに使えるやつ。ワンタッチアイゼンが使用できるコバが無くすっきりしたデザインだけれど,スカルパファントムはワンタッチアイゼン対応らしい。

今回お借りしたのはコフラックで,コフラックも山行に合わせて選択の余地があるらしい。足先が何時までも暖かく,微妙なへつりも問題なく行けて,ようやく冬靴の必要性を実感できた。

天気予報では雨,実際は終日暖かく天気も良かった。

みなさん,ありがとうございました。







2015年2月7日土曜日

ニョロニョロ見学、鷲別岳

登別市にある旧カルルス鉱山坑道跡内の、ニョロニョロ探検ツアーに行く。
登別市に入り二股を左折、右股に行くと温泉街。硫黄の臭いが漂っていた。


札幌を6:00に出て8:00に到着、サンライバスキー場の駐車場に断って駐車させて頂く。


渡渉ヶ所は3つ。SBはない。雪が少ないのと地熱なのかあちこちでパックリ口を開け、地面が露出している。
長靴でしたが穴の開いたスパイク長靴では全く安心材料になりませんでした。
 やはり、ミツウマ長靴が欲しいところ。



坑道入り口到着、往復3H位だった。


入り口付近の氷柱、奥にある氷筍ともに傑作だった。
坑道内は下り傾斜になっていて、氷筍が溶けて流れたものが固まり、氷の床になる。うっかり足を滑らすと転ぶわぶつかるわ上から落ちてくるわで大変なことになる。



アイスフリークライミングやっているようだと思いつつ、無心で奥へ。
みんなは登山靴にスパイク装置していた。
奥の様子は秘境の格を守るため、書かないでおく。



下から見ると幻想的。





気温は0度、暖かいからか、坑道内には冷気漂っている。



入り口にこんな可愛い雪だるまがあった。

次に室蘭に移動し、だんパラロッジでお昼を頂いてから、室蘭岳に取り付く。だんパラロッジは10年ほど前?から鹿肉を出していたらしい。その頃の私は野生の鹿が身近な山中(時に町中にも)にいることすら認識していなかった。

惜しくもカレーラーメン逃す。



白鳥ヒュッテ。管理人常駐、宿泊無料。



鳥居をくぐると水神社。



カムイヌプリが見えてきた。



展望台みたいな所から見た室蘭市内は夕暮れ出した空が反射して、室蘭湾の波のうねりが穏やかでキラキラしていて、鉄工所からあがる水蒸気であぁ、室蘭に来たなあと思わせた。
初めて見たのに懐かしく、いとおかし。



Co650〜750のダケカンバ林は、うっかりすると遭難しそう(ほぼ毎日登っている方でも吹雪の時遭難しそうになったと言うから)。下りは特に方向感覚無くなりやすい。

山頂付近は樹氷がポツポツと。立ち込めていたガスは次第に晴れ、太陽も顔を出し有難い気持ちになる。
残念乍ら眺望が無かったのでまた見に来たい。

登りでずっと羊羹食べたいと思っていたら、お汁粉を頂き幸せ。



雪山ガイドの室蘭岳に写っている方と、その執筆をした方。楽しい仲間と登れ嬉しかった。

雪山楽しいなあ、パーティって楽しいなあ。

其れにしても帰りのアプローチは何度もスノーシューが雪に引っかかって変だなと思った。足の筋肉はあまり使っていないので筋肉痛は無いけど、やはり6時間強歩き疲れが来たのか。
足を鍛えないとダメかな。



ニョロニョロに似てるグラグラのガラスアート。







2015年2月1日日曜日

三笠山2015.2.1

2/1女子3人で迷沢山を予定していたが,強い冬型の気圧配置の予報で中止。
家でまったりする予定が一転,HYMLと山岳会の大先輩であるYさんに,
「三笠山」に誘ってもらった。Hさんと2人で参加させて頂く。
メンバーは5人,足回りはスノーシュー。

三笠山は石炭の山らしい。
石炭の露天掘りをしている所が登山口だった。
需要があり日曜正月関係なく稼働しているらしい。

全道的に吹雪くと思いこんでいたら三笠市は嘘みたいな晴天。
行く道の途中から見えていた夕張岳がとても綺麗だった。
三笠山の上だけガスっているように見えたが,入ってみると悪くはない。
気温も暑すぎず,寒すぎずでちょうど良かったが汗はかいた。
沢に流れる水がおいしそうだが,この山は石炭の山。

石炭の山と言ったら夕張岳だと思っていたが,
採炭の発祥はこの三笠市だと今回初めて知った。
沢型を途中で離れ西のCo350ポコを登り,そこからCo550.8(三等三角点名不明)
を目指す。ここからは稜線歩き。
展望が良く,遠くまで見渡せそうだった。
帰りはCo550.8を巻いて沢型をいく。無事に取り付き地点まで戻る。

途中カバノアナタケを発見し,Yさんがもいでくれた。
カバノアナタケの木の他にもぶどうの木やマツがあった。
歩いていると元気になるような,良い山だった。
色々と勉強になりました。皆さん,ありがとうございました。